概要・由来について
応神天皇二年(271年)伊豆山の浜辺に、光る不思議な鏡が現れました。鏡は波間を飛び交っていましたが、やがて、西の峰にとんでいきました。その様子は日輪のようで、峰は火を吹き上げているように見えたので、日が峰と呼ばれ、やがて日金山と呼ぶようになりました。
同四年(273年)松葉仙人が、この光る不思議な鏡をあがめ、小さな祠を建てて祀ったのが、開山と伝えられています。
日金山詣のお話し
日金山の彼岸会
春分の日と秋分の日にお参りをする日本の文化。
お彼岸に日金山でおまちしています。
日金山は亡くなった人々の御霊の集まる霊山として古くから大勢の人々が篤い師をして参りました。この地方では、肉親や緑のあった人が亡くなると、日金山へ参詣して「おとうば供養」をいたします。これは日金山のご本尊である「お地蔵様」のお徳によって肉親や縁者の御霊が、一日も早く極楽浄土に落ち着かれることを、お祈りするためなのです。
塔婆供養
TOUBAKUYOU
お塔婆回向は功徳を積む方法の一つなのです。
お塔婆とはインドの言葉でストゥパと言い、正確には卒塔婆と書きます。これは「お釈迦様のお骨を納めた塔」と言う意味です。その塔の形を表現したものが、今日の「おとうば」です。そのために昔から、一本のお塔婆を建てて供養するということは、ありがたい塔を建立したものと同様の、大きな功徳があるのだと言われています。
のぼり旗奉納
NOBORIBATA HOUNOU
大きなお徳をいただいて下さい。
日金山のご本尊は「お地蔵様」です。この「お地蔵様」は別名を「金剛幢菩薩」とも申します。金剛幢とは「こわれない旗」という意味です。またこのお地蔵様が持っておられる旗はどんな願い事でもかなえて下さる功徳があると言われています。
永代供養
EIDAI KUYOU
大きな負担であったお墓の維持管理は永代供養により軽減できます。
近年、少子高齢化が進み、ご先祖様の御供養、お墓の維持管理の担い手がなく、また子孫に経済的な負担を掛けさせたくないとお困りの方が、急増している時代になりました。これに伴い、お墓を持てずにお悩みの皆様から多くのご要望があり、伊豆の霊山(聖地)日金山 東光寺境内に永代納骨堂の建立を計画し、この度完成、納骨の受付を開始致しました。
水子供養
MIZUKO KUYOU
我が子を失う親の心情はとても辛いものです。
日金山の本尊である地蔵菩薩は、和讃に詠まれるとおり、子供をお守りくださる仏さまです。当山では水子の供養を、塔婆を建立して回向いたします。回向された水子の御霊は、過去帳に録して本堂で永代供養いたします。希望される方は、電話にてお問い合わせください。
特別回向
TOKUBETSU EKOU
ご先祖さまへの感謝をつたえる。
回向とは、お経やお念仏の功徳を、ご先祖さまや亡くなられた方のために「回し向け」ご供養することです。もともとは「自分が得たご利益を他者に与える」という意味もあり、ご先祖さまに感謝をつたえる文化として受け継がれてきました。
交通案内
公共交通機関ご利用の場合
熱海駅よりバス35分、十国峠登り口バス停下車、ケーブルカーにて3分。日金山霊園をすぎてすぐの細い道を下る。
〒413-0002 静岡県熱海市伊豆山968番地
TEL 0557-82-4528 FAX 0557-81-0364